こんにちは、手品店長です。
過去の嫌な思い出が不意に蘇ってきて、「なんだかとっても嫌な気分」になることってありますよね。
私はよくあります。そう、「フラッシュバック」ってやつです。
フラッシュバックは急にやってくる
フラッシュバックしやすいのは…
- 過去の失敗
- 人前で恥をかいた経験
- 自分が人を傷つけた経験
- 人に嫌われた経験
- 失恋
- 失言
- 何かを失敗した経験
- 何かを諦めた経験
- 誰かにされた酷いこと
- 誰かに言われた酷いこと
などなど…こういったことは突然、何の脈絡もなく脳裏をよぎり、心をかき乱します。
今回はそうなってしまった時に、私が使っている対処法をいくつかシェアします。是非試してみてください。
①釣り上げられた魚ごっこ

私は真剣です。
布団に横になって、ひたすらビタンビタン跳ねましょう。多少身体をぶつけたって死にはしません。
思うままに、汗をかいて息が上がるまでビタンビタン跳ねましょう。
これが意外としんどい。1分もやろうものなら、息が上がって汗ばんできます。
こうやって嫌な思い出から気を逸らすわけです。
②白馬の王子様ごっこ
私は真剣です。(2度目)
こういうタイプのごみ箱↓が自宅にあれば是非やってみてほしいのですが…。

これにまたがって、乗馬をしているかのように前後に揺れます。
意外と体幹を使うので、上手にコントロールするのは難しい。
ひっくり返らないように、なおかつ乗馬のように足を浮かせるのはなかなかコツがいります。
こちらも体幹を維持して前後に揺れることで、悪いフラッシュバックから気を逸らします。
ポイントは前後にがったんがったん揺れることです。
③全く違う行動をする

例えば、食器を洗っている最中にフラッシュバックが起きたとします。
即刻そこで手を止めて、自分のためだけにコーヒーを入れましょう。
フラッシュバックに多くの場合再現性はありません。
嫌な思い出はいつだって、どこからともなくやってくるものです。それに逆らう必要はないので、軽やかに受け流すのが狙いです。
トイレ掃除でも、パズルを解くことでも、気が逸らせさえすれば何でも良いんです。
とにかく今と全く違うことをする。それを意識してみてください。
④その感情を味わう

フラッシュバックが起きたときは、その感情に逆らわずに味わいましょう。
どんなに辛くても、どんなに悲しくても、それは過去です。今のあなたに起きたことではありません。
それでも、今あなたが感じている痛みや苦しみは本物です。
それを認めてあげてください。自分で自分を抱きしめて、自分を慈しんであげてください。

辛いよね、苦しいよね。でももう終わったんだよ。安心して良いんだよ。
と、自分自信に優しい言葉をかけてあげてください。
今自分がいる場所、環境、状況は安心して良い事、ここにはあなたを傷つけるものは何もないことを伝えてください。
⑤紙に書き出す

どんなことであれ紙に書き出すのはとても有効です。
紙に書くという作業は、まず自分が何を思っているかを「文字に変換」する必要があります。例えば、

私は過去の嫌な思い出を思い返して、あの時の後悔を今感じている。あぁすれば良かった、こうすれば良かった、どうしてあんなこと言ってしまったんだろう…。
- これを頭の中で文字に変換して
- 指でペンを持ち
- 紙に書き出して
- 文字に変換する
こういった行程を経て、初めてあなたの気持ちが紙に書き出されます。
この過程の中で、ぐちゃぐちゃに絡み合っていた思考が少しずつ紐解かれています。
今自分はどう思っているのか、これからどうしていきたいのかが少しずつ見えてきます。
人は常に思考していますが、その思考は必ずしも自分の感情と一致するわけではありません。
楽しいときにフラッシュバックが起きることもあるでしょう。書き出すという作業は、思考と感情を一致させる作業です。
書き出すことには2つの効果があります。
①思考の整理
今、あなたの脳内はフラッシュバックが起きたことと、それを受け止めなければいけない現実でぐちゃぐちゃになっています。書き出すことで、それを整理することができます。
②思考の排出
人は常に思考していますが、そのほとんどは自ら思考していません。
どういうことかというと、自分の意思とは関係なく勝手に浮かんでくるのです。
だからフラッシュバックが起きます。
書き出すことで、そういう自分の意思とは関係なく浮かんでくる思考を排出することができます。
お釈迦様はこれを「悪魔(マーラ)」と呼びました。瞑想がメンタルヘルスに有効なのはここに理由があります。
「受け流す」「受け入れる」の二刀流で対処する

①~③は受け流す対処法。④と⑤は受け入れる対処法です。
どちらが良いということはありませんが、使い分けは必要です。
例えば、落ち込んで気分が沈んでいる時に受け入れてしまったら、もっとひどい気分になるでしょう。
そういうときは受け流す対処法がオススメです。
逆に、楽しい気分の時にフラッシュバックが起きたら、わざわざ受け入れて気分を落ち込ませる必要はありません。
軽やかに受け流して、余裕を持てば良いのです。
要は使い分けですから、適した時に適した手段を取れば、それで気分は変わります。
落ち込んだ気持ちは簡単に切り替えられる
私はどんなに落ち込んでいても、きんに君の動画を観ると笑えます。
どんなに落ち込んでいても、面白いものは面白い。勢いで笑わせてくるタイプにはそのパワー!があります。
例えば、手品。私は手品店長の名の通り手品をしますが、手品は人の心を騙す技術です。
本当に些細なことで、人の心はコロッと騙されます。
手品のタネというのは驚くほど単純ですが、驚くほどバレません。
人の心は簡単に騙せます。騙せるということは、簡単に切り替えられるということです。
練習が必要ですが、フラッシュバックで嫌な思いをした際は、少しずつ練習してみてください。
この記事があなたの助けになりますように。
あなたの隣に、おせっかいなやつら──秘密結社リトルダンサーより🌟