こんにちは、手品店長です。
意を決して悩みを誰かに相談して、相手は善意でこう言ってくれます。
考え方を変えたら良いじゃん!こうやって考えなよ!
できたらやってます…。
と言いたいのをグッと堪えて、ひきつった笑顔で「そうだね…」と返すあなた。
こんな展開何万回と見てきたでしょうか。
でも、相手の言うことは正しい。確かに、考え方が変われば人生は上手くいきそうです。
今までネガティブにしか捉えられなかったことが、ポジティブに変わったら…?
思考が変われば行動が変わります。行動が変われば習慣が代わり、人生が変わるでしょう。
この記事を読むことで、考え方を変える方法と、その練習方法がわかります。
早速進めていきましょう。
考え方を変える方法は反復練習
何か物事が起きて、心が揺り動かされるたびにこう考えてください。
これは果たして、私を嫌な気分にさせるためだけの出来事か?
水が半分入ったコップを見て、「もう半分しかない」と思うのか、「まだ半分ある」と思うのか…。
ネガティブとポジティブの喩えでよく用いられる例ですが、物事には色々な面があります。
「考え方を変える」とは、物事を色々な角度や方向から見ましょうね、
あなたはその中でどれを選んでも良いけれど、一面だけで判断するのはやめましょうね。
ということです。
これができるようになれば、考え方は変わったと言って良いでしょう。
そして、考え方を変えるには反復練習しかありません。
本を読んで180度変わるとか、魔法のワードはありません。筋トレと同じで、トレーニングするしかありません。
色々な角度から物事を見ることで、心の柔軟性のトレーニングをする
人間関係で落ち込んだときにどう立ち直るか?という例で考えてみましょう。
些細なことで行違いが生まれ、仲直りは絶望的…そんなシチュエーションです。
あなたはもうすでに色々試しました。
音楽も聴いた、掃除もした、ポジティブなアファメーションもした。
でも気分が上がらない。ありますよね?そういうとき。
この辛い現実を受け止めるには、一度正面切って現実と向き合う必要があります。
私はこれこれこういうことがあって、こういう風に辛い思いをしています
これで一面は見ました。見た結果、「あなたは辛い」という感情を得ました。
では違う面からも見て見ましょう。
お互い誤解をしていたのかもしれないし、私の言葉も足らなかったかもしれない
これで、「実は状況はそんなに悪くないのでは?」という感情を得ます。
もう一つやってみましょう。
「終わった」と思っているのは私だけで、相手はまだ言いたいことがあるかもしれない。誤解を解くためにも聞きたい
これで「次にするべき行動」が見えてきました。この例では「相手の話を聞く」です。
こんな風に物事を多面的に捉えて色々な角度から考えてみると、
どん詰まりに思えた状況も意外とそうでないことがわかります。
これには練習が必要です。
最初はどうしたって、「そんなこと言われたって辛いもんは辛いんじゃい!!」となります。
私もいまだにそういう時がありますので、気持ちはとてもよくわかります。
心は筋肉と同じで鍛えることができます。
「物事を色々な面から見る」というのは、心の柔軟性のトレーニングです。
人の一面だけを見て全てを判断しないように、物事も色々な角度から見る練習をしてください。
何か事が起きて落ち込んだり、嫌な気分になるたびに、こう考える練習をしてください。
これは果たして、私を嫌な気分にさせるためだけの出来事か?
正面切って向き合うと、嫌な思いをします。横や斜めから見ると、他の考えが浮かんできます。
物事はゼロか100かで判断するものではありません。1~99があって良いのです。
あなたの水はまだ半分ですか?もう半分ですか?
うまく言語化できないけど憂鬱・やる気が出ないときの練習法
先ほどは人間関係のトラブルを例に出しましたが、今度は原因がわからないときです。
もちろんうつ病や適応障害の可能性があれば受診を検討すべきですが、そうでない時を考えてみましょう。
こんなこと誰にも相談できない、自分特有の悩みだと思えるとき
気分が上がらないしやる気も出ない。甘えだと思われそうで誰にも相談できないし、こんなことで悩むの私くらいだよ…
これに正面切って向き合うと、そうですね。嫌な気分になります。
「誰にも相談できない」という現実に心が押しつぶされそうになります。
でも、ちょっと待ってください。
誰にも相談できないって思ってたけど、本当にそうかな?
聞いてくれる人いるよね、友達とか、家族とか…カウンセラーも
そうですよね。「誰にも相談できない」はあなたの勝手な思い込みです。
こんなことで悩むのって自分だけだと思ってたけど、
きっと他にもいるはず…
その通り。そんな人世の中に山ほどいます。あるあるです。
あるあるなら、あなたの悩みは人に話して良いし、小さな悩みほど積極的に吐き出すべきです。
こんなスムーズにいかないかもしれませんが、それも練習です。
やっていることは、先ほどの人間関係の例と同じですから参考にしてください。
何と言われてもできない!気分が上がらない!調子が悪い!
そうですよね。わかります。
物事を多面的に見て、心の柔軟性を鍛えろなんて突然言われても、できません。
いきなり考え方が変わるなら、悩む人はいません。だからこそ、練習が必要なのです。
あなたの考え方、思考は長年の悩みや経験で凝り固まっています。
頑固な肩こりをイメージしてください。ガチガチで、指の入るスキマもありません。
それを解きほぐそうというのですから、そりゃ1回や2回の練習では上手く行きません。
それができれば、最初から悩んでないことを思い出してください。
今までやらなかったこと、できなかったことに挑戦するのは苦痛を伴います。
人間は基本的に変わりたくない生き物です。変化を全力で拒否する生物です。
ですから、その「できない!」という気分は、人間が本来持っている自然な感情です。
それを否定せず、でも練習を続けてください。必ずできるようになります。
あなたの人生は100%嫌な事しか起こりませんか?
ちょっと冷静に考えてほしいのですが、あなたの人生は100%嫌な事で満たされてますか?
そんなはずないと思うのです。だったらこんなブログ読んでいられませんから。
それでも、今目の前にある嫌な事に耐えかねて、この記事を読んでくれているんですよね。ありがとうございます。
振り返れば、楽しかったことや嬉しかったことの1つや2つ思い浮かぶものです。
今日1日だけでも振り返ってみてください。自然な気持ちでいられたり、笑顔でいられた瞬間があるでしょう。
ちょっと立ち止まって考えると、人生で起こる嫌なことは意外と少ないことがわかります。
その代わり、一発一発がデカくて重いのです。だから深刻に悩むし、考えも凝り固まります。
あなたは親離れしなければならない
これは私の時論ですが、あなたの性格に一番大きく影響を与えているのは「親」です。
あなたが自分に自信を持てない性格だとしたら、親があなたをダメな子扱いしたり、
長女(長男)だからと言って我慢を強いたからです。
とすると、あなたの考え方のクセみたいなものも、親に植え付けられた可能性があります。
これは心の柔軟性を取り戻すトレーニングですが、親離れするトレーニングでもあります。
まさしく、この本が言うところの親殺しをあなたはしなければいけません。
最後に
「考え方を変える方法」について、私の結論はこうです。
何か物事が起きて、思い悩むたびにこう考えてください。
これは果たして、私を嫌な気分にさせるためだけの出来事か?
そうして、物事を色々な方向、角度から見ることを身に着けてください。
起きた現象そのものに善悪はありません。あなたの心が、良いか悪いか判断しているだけです。
雨が降ったからと言って空に文句を言わないでしょう。
あなたが「雨の日は憂鬱だ」と思うから憂鬱になります。
これができるだけで、人生のトラブルに対する対処能力が大きく向上します。
一人で思い悩むことも減ります。これが私が実践した、考え方が変わる一番の近道です。
この記事が誰かの助けになりますように。
あなたの隣に、おせっかいなやつら──秘密結社リトルダンサーより🌟