こんにちは、手品店長です。
このブログはパソコンで書いていますが、皆さんはスマホでご覧になっているでしょうか。
見てもらっておいてアレですが、スマホの使い過ぎは幸福度を下げます。
幸福度が下がるメカニズムと、スマホとの上手な使い方について解説していきます。
それでは始めていきましょう。
スマホが幸福度を下げるー精神面
SNSによる他者との比較
SNSの発展で、芸能人やインフルエンサーの華やかな生活を身近に感じるようになりました。
一方で、華やかな誰かと、華やかでない自分という格差が浮き彫りになりました。
たとえば、
- 自分と同い年なのに自分の数十倍の年収を稼ぐ人。
- 自分と同じスポーツをやっているのに、自分よりはるかに才能のある人
- 趣味や生きがいを発信して、自分の人生をしっかり生きている人
- 絵が描ける、歌が上手いなどのスキルがあって、自分を売り込める人
- 自分と違ってお金持ちの家に生まれて、何不自由ない生活をしている人
- 愛する家族・恋人と楽しそうな生活を投稿している人
こういう人たちの生活が可視化されたことで、
安易に他者と自分を比較してしまう土台が出来上がります。
私はこんなにキラキラした生活遅れてない…
この比較が自己肯定感を下げ、幸福度の低下につながります。
情報過多
あなたのスマホは1日中ひっきりなしに情報が入ってきます。
脳はそんなに大量の情報を処理できるようにできていません。
脳は視界に入った情報の中で、必要なものだけを瞬時に選り分け、
不要なものは認識しないようにできています。
それでも、1度目に入った情報は処理しなければなりません。そこに負荷がかかります。
簡単な実験をします。
今部屋にある赤い物を3つ探してください
上記の文章を読むまで、部屋に赤いものがある事は認識していなかったはずです。
いつもそこにあるのに、視界に入っているはずなのに。
脳が余計な情報は認識しない処理をしているからです。
絶えず情報が流れ込んでくる状況では、脳が休まる暇がなく、
考える力や集中力を損ないます。これが後々勉強や仕事に効いてきます。
スマホ依存
ドーパミンの話を過去にしました。
Tik TokやYouTubeのショート動画を延々とスクロールしてしまうのは、ドーパミンが原因です。
「次の動画はもっと面白いかもしれない」という気持ちが指を動かします。
LINEを読むより、通知が鳴った瞬間のほうがドーパミン放出量は多いのです。
ドーパミンは期待させ、「今すぐLINEを読め!」と行動を促すホルモンだからです。
ちょっとLINEを返すだけのつもりが、ついでにインスタとXもチェックして、いいねをつけて…
あ、トレンドワードが気になるからネットニュースも読んで…
スマホは本当に研究され尽くしています。どうすれば人はスマホを使い続けるか、
世界中の天才が考えに考え抜いて作られた製品は、この世にスマホだけです。
これが行き過ぎるとスマホがないと落ち着かないとか、パニックの症状を引き起こします。
こうなったら麻薬やタバコと変わりません。合法か、そうでないかの違いです。
スマホが幸福度を下げるー肉体面
ブルーライトの影響
ブルーライトというのは、青色の波長の光のことです。スマホだけでなく、太陽光からも出ています。
だから空は青く見え、我々は青空を見ると目が覚め、脳が覚醒します。
では、深夜にスマホを見てブルーライトを浴びるとどうなると思いますか?
目が覚めるのです。
これがスマホが原因で起きる睡眠不足のカラクリです。
ブルーライトカットメガネやガラスは気休めです。
無いよりはマシだと思いますが、一番の対策は寝る前に使わないことです。
身体的な疲労
スマホの使い過ぎで手や腕を痛めた経験のある方はいるでしょうか。
肩こり、首の痛みは?寝転びながら触っていて、顔に落ちてきた経験は?
よく考えると、背中と首を丸めてスマホを見る姿勢は、
とても体に負担がかかることがわかります。
スマホ首やストレートネックは肩こりの原因になりますし、
肩こりは頭痛の原因になります。寒い今の時期、特に注意したい症状です。
スマホは肉体的なケガのリスクもありますが、何より使う姿勢に無理があります。
スマホが幸福度を下げるー人間関係
リアルの繋がりが希薄化する
会って話すよりLINEのほうが速い。電話よりLINEのほうが速い。
そりゃそうですが、会える人とは会っておかないと後々後悔します。
また、食事中にスマホをいじる行為は相手に対して「関心がない」と受け止められます。
私はテーブルにスマホを置かれるのすら嫌です。相手に失礼ですのでやめましょう。
「裏返してあればいいのでは…」と思いますか?
スマホをテーブルに出しているだけで、相手との会話が楽しめなくなるという
研究がすでにあります。詳細は「スマホ脳/アンデシュ・ハンセン」を読んでください。
孤独感の増加
SNSを通してたくさんの人と交流しているように見えて、
実際は表面的な交流であることがほとんどです。
「尊い…」とか、「やばい(語彙力)」みたいな会話しかしてないでしょう。
昔のチャットや掲示板と違って、今のネット上のコミュニケーションは薄く、浅くなりました。
画面の向こうには確かに人間が存在するはずですが、その存在を感じ取れますか?
何でも話せる親友がSNSで作れますか?私はそれはないと思います。
スマホが幸福度を下げるー集中力
スマホは触りたくなるように作られている
「今から1時間はスマホを触らないぞ!」と決意して、目の前に置いてみてください。
10分ともたないと思います。スマホはそれだけ魅力的に、触りたくなるように作られています。
例えば、Xやインスタを更新するときの下に引っ張る動作。
あれはスロットのスタートの動きを参考にしていると知っていますか?
スマホはそこまで計算され人間の脳をハッキングするよう作られています。
世界中の天才が「どれだけスマホに依存させるか考え抜いて作った」
そういう製品がスマホです。そんなものは人類の歴史でスマホだけです。
普通に考えて、一般人である我々はスマホの誘惑に勝てません。
ですから、勉強や仕事をしていてもスマホが気になります。
集中力を下げ、パフォーマンスを下げ、ひいては評価を下げます。
中断が多いことで精神的負担が増える
図書館やカフェで勉強をしている学生を見たことはありますか?
みんなイヤホンをつけて、音楽を聴きながら勉強しています。
通知鳴ったらペンを置いて、スマホを確認します。
これって勉強できていると思いますか?
例えば、「今日は10ページやるぞ!」と決意しても、LINEのやりとりが
思ったより続いてしまい、気づけば1ページも終わってない…。
これが精神的負担になって、幸福度を下げます。スマホを使ったことが、
勉強が進まなかった原因だと「自分でわかっている」からです。
家事や仕事に置き換えても同じことです。皿洗い中にLINEが鳴ったら見たくなるでしょう。
泡だらけの手をすすいで、タオルで拭いて、ようやくスマホに辿り着けます。
そのやりとりが続いてしまったら…?お皿は洗えないままです。
スマホの通知、スマホを気にするという心理そのものが、集中力を奪います。
まとめ
スマホの使い過ぎは、
- 精神面
- 肉体面
- 人間関係
- 集中力
に対する悪影響を与え、それが複合することで幸福度を下げる。
使わない…というのが一番ですが、それはできません。
であれば、上手く付き合っていくことが必要です。
スマホとの上手な付き合い方に関しては、また記事を書きますのでお楽しみに。
この記事があなたのお悩み解決に役立ちますように。
あなたの隣に、おせっかいなやつら──秘密結社リトルダンサーより🌟