こんにちは、手品店長です。
落ち込んでるときや病んでるときって、どんな気分になりますか？
私は…
- いっそ死んでしまいたい
- 道行く人すべてが私を指さして笑っている
- 世界中の痛みや苦しみが自分に向かってくる
- 自分はこの世にいてもいなくても一緒に思える
- 自分は誰からも必要とされない無価値人間だと思える
- 自分は人を傷つけるし迷惑をかけるだけのゴミクズに思える
そういうとき、誰かに「大丈夫？」と声をかけられても正直鬱陶しい。
ほっといてほしいし、できれば関わらないでほしい。その気持ちとてもよくわかります。
でも、その差し伸べられた救いの手、絶対に離してはいけません。
差し伸べられた救いの手を絶対に話してはいけない3つの理由
①人は思ったよりあなたを見ている
自分は誰からも関心を持たれず、無価値な石ころのように思えますか？
私もそういう時がありました。世界中から拒絶されて、ずっと一人だと思っていました。
でもそうではありません。人は、思ったよりあなたを見ています。
親兄弟、職場など、あなたの周りにはたくさんの人がいます。
その全てが、毎日と言わずともあなたを見ています。
その人たちが、「あれ、様子がおかしいぞ」と思ったのだとしたら、
あなたは「外から様子がおかしく見えるほど状態が悪い」のです。ここを自覚しましょう。
②声をかけるほうも相当勇気がいる
声をかけるほうは、
勘違いならいいけど…
杞憂であってほしいけど…
迷惑じゃなければいいけど…
などの気持ちを持って声をかけています。
- なれなれしいかな？
- 迷惑がられないかな？
- 一人にしておいてほしいかな？
刺激しないように、負担にならないように、言葉やタイミングに配慮しています。
繊細なあなたですから、それを汲み取れるでしょう。
わかっちゃいるけど、鬱陶しいし今は話す余裕がない。
この気持ちが余計にあなたを追い込み、落ち込む原因になることは容易に想像がつきます。
それでも、相手の勇気と気遣いを感じてあげてください。
③二度目はない
「大丈夫？」とかけられた声に対して、おそらくあなたは
大丈夫、なんともないよ
と言うでしょう。
繊細なあなたは相手の負担になったり、相手に気を遣わせることを嫌います。
「私のことなんて気にしなくて良いから…」と、ポーズではなく本気で思っています。
でも、本当は助けてほしいはずです。
話を聞いてほしいし、涙の一つもこぼしたいはずです。
それなのに「大丈夫」と言ってしまうと、
そう…なら良いけど。（全く大丈夫に見えないけど…）
ここで会話が終わってしまいます。
二度目、三度目の声掛けはありません。
だって、あなたが大丈夫だって言ったから。
元気なさそうに見えるけど、大丈夫みたいだからほっておこう…
ですから、相手の声掛けを断る、あるいは不要なときはしっかり伝えましょう。
ありがとう。でも今、話せるほど余裕ないから、
また元気なときにこっちから連絡しても良い？
これだけで相手の受け取り方が全く違います。相手は気にしつつ、放っておいてくれます。
お互いにとって一番良い距離の取り方ができますから、断るならしっかり断りましょう。
相手を傷つけるのは、あなたが一番望まないことですよね？
ありがとう。でも今、話せるほど余裕ないから、
また元気なときにこっちから連絡しても良い？
それが言えないから困ってるんですよね。
わかりますよ。でも言わないと誤解されたままです。
声をかけてくれた相手は、あなたにとって
- 嫌われても良い人ですか？
- 誤解されたままで良い人ですか？
- その手を放しても後悔しない人ですか？
- 今後一切関係を持たなくても良い人ですか？
- 冗談でやシャレでそんなこと聞いてくる人ですか？
あやふやな返事や無視は人間関係を破壊します。
どんなに余裕がなくて辛くても、声をかけてもらったら返事をしましょう。
なぜか？
相手が傷つくからです。
私ではあなたの役に立たない
私ではあなたを助けることができない
話を聞いてあげたいのに言ってくれない
私が関わるとプレッシャーや悪影響になる
放っておいてほしいならそうするのに言ってくれない
相手の思考はこうなります。
お互いの関係が親密で、大切であればあるほど、この傷は深く、痛みを伴います。
こうなるとお互い辛いだけです。メンヘラが2人に増えました。
お互いの関係がギクシャクします。
静かに関係は終わっていくでしょう。
気づいたときには…？そう、本当に独りぼっちです。
何より大切なのは、対話と適切な距離感
私は先ほど、「話す余裕がないならそう言え」と書きました。
でも、本当は話してほしいと思っています。
どんなに話や考えがまとまってなくても、
ゆっくりで良いから話してほしいと思っています。
それは、まとまらない考えやグチャグチャの心もあなたの一部だからです。
その中を知りたい。綺麗な面も汚れた面も知った上で、それでも助けたい。
そういう思いで、相手は声をかけています。だからこそ、その手を離してはダメなのです。
今、あなたの目の前にある問題やトラブルからはいったん逃げて良いです。
でも、あなたに向き合っている人から逃げてはいけません。
「相手を傷つけてしまったかも…」と、あなたの心に悪い影響を与えます。
大切なのは、どんなにまとまってなくても自分の気持ちを話すこと。
話すことで気が紛れることもあるでしょうし、何より一言あれば相手は安心します。
相手が安心すれば、あなたも安心します。「わかってくれたんだ」と思えます。
そういう安心感と、適度な距離を保ってください。無視はお互いに辛い悪手です。
いざ助けを求めたときに、相手が愛想を尽かさずにいてくれる保証はどこにもありません。
無視は愛想を尽かされる可能性をグンと上げます。せめて一言、一通入れておきましょう。
助けてほしいときが来たら、今度はあなたが勇気を出す番
「困ってる人はいないかな？」と探し回る人は存在しません。
大きな勇気をもって差し伸べられた手は、大きな勇気で掴んでください。
- 病気
- 失恋した
- 悩みがある
- 家族仲が悪い
- 何となく生き辛い
- 人間関係でこじれた
- 仕事が上手くいかない
- 気分がずっと沈んでいる
- どうしても辛いことがあった
忘れないでください。助けを求める人のところにしか、助けは来ません。
残酷なようですが、これが事実です。
ですから勇気を出して「助けて！」と言ってください。
その時になって、思いっきり助けを求めれば良いのです。
ワンワン泣けば良いし、意味の分からないことを口走っても構いません。
思いのたけをぶつけて、ひたすら相手に求めれば良いのです。
今まで我慢して我慢して、やっと解放する機会がきました。
そうなったら、今までの分を全部吐き出してしまいましょう。
相手もその覚悟があって手を差し伸べています。安心してください。
許されるなら抱き合ってください。背中をさすってもらってください。
助けを求めるとはそういうことです。思いきり甘えて、思いきり頼りましょう。
最後に
助けを求めるほうも辛いと思いますが、助けられないほうも辛いのです。
役に立ちたいのに、反応一つもらえない気持ちを想像してみたらわかります。
自分が辛いときは自分のことだけ考えていれば良いです。
でも、あなたのことを思ってくれる人がいることは忘れないでください。
そして、時が来たら思いきり助けを求めてください。
相手も人間ですから、いつまでも待ってくれるとは限りません。
自分が助けを求めたときには愛想を尽かされる…ということのないように。
だからこそ対話と距離感が大事なのでしたね。せめて一言、約束してください。
繊細なあなたのことですから、「こんなこと話して大丈夫かな…」とか、
「こんな話ばっかりで迷惑じゃないかな…」とか思うでしょう。
大丈夫です。相手もそれくらい織り込み済みです。
安心して助けを求めてください。その手はそのために差し伸べられています。
あなたの気持ちが少しでも軽くなりますように。
あなたの隣に、おせっかいなやつら──秘密結社リトルダンサーより🌟
