モチベーションを上げる一番簡単な方法は「とりあえず5分だけやる」

「やる気が出ない」 「モチベーションが上がらない」のはどうして? やり始めないから。

ブログ管理者紹介

HN:手品店長(てじなてんちょう) 30代前半男性。
18歳~22歳の間人生の暗黒期を過ごし、メンヘラニートとしてあらゆる〇傷行為、自〇未遂を行う。
3度のニート経験と4度の自〇未遂を経て生き延び、奇跡的に社会復帰に成功。
現在はその経験を活かし、かつての自分と同じ人を救うために活動している。
詳しくはプロフィール をご覧ください。

こんにちは、手品店長です。

  • モチベーションが上がらなくて動き出せない
  • 維持できなくて何でも中途半端になってしまう
  • そもそも始まりすらしない

人類共通の悩みかと思います。

私もせっかく始めたのに続かなくて、挫折した物事がいくつもあります。
例えばギター、ダンス、ポケモン対戦など…。

結論から言うと「モチベーション→行動」ではなく、「行動→モチベーション」です。
つまり、モチベーションが上がってから行動するのではなく、行動するからモチベーションが上がるということ。

目次

事前知識

モチベーションややる気の話をする前に、2つ知っておいてほしい知識があります。

事前知識①:ドーパミンの話

よくわかるドーパミン
昔の理解:快楽を感じたときにドバドバ出るもの。
今の理解:快楽を感じるよう、行動を起こさせるもの。

ドーパミンというホルモンがあります。
「やる気物質」とか、「快楽物質」というような言い方をされることがよくあります。

何かの報酬を得た時や、快楽を感じたときに放出されるホルモンで、
その行動を繰り返すよう人間が動機付けされる原因とされています。

美味しい物を食べたときや、愛する人と抱き合ったとき、楽しいゲームをしているときに
ドーパミンがドバドバ出ます。流行の表現で言うなら「脳汁」というやつです。

…というのが昔の理解でした。

今の研究では、ドーパミン自体は快楽を感じるホルモンではなく、
「快楽を感じる行動を起こさせるホルモン」という考えが主流になっています。

「これをすれば良い結果を得られる」というときにドーパミンがドバドバ出て、結果その行動を取ってしまう。
スマホ依存やギャンブル依存、買い物依存など、ほとんどの依存症にはドーパミンがかかわっています。

大切なのは、ドーパミンは「快楽を感じるよう行動を起こさせる役割を持つ」ということ。

LINEで例えると、実際にメッセージを読む(結果を得る)ことより、
通知が鳴った瞬間のほうがドーパミンの放出量が多いのです。

だから人は通知が鳴るたびに「楽しいことが起きるのでは?」とスマホを触ります。

スマホ、パソコン、SNS、いいねなどのイメージ画像

事前知識②:ホモサピエンスの話

よくわかるホモサピエンス
誕生:約30万年前
肥満の社会問題化:1940年代
農耕の始まり:約1万年前
残りの29万年は狩猟採集生活

現生人類であるホモサピエンスがこの世に誕生したのは約30万年前と言われています。
我々は肌の色や目の色こそ違えど、この地球上に存在するヒトは、全てホモサピエンスという単一の種です。

そして、今日のように食料に溢れ、肥満が社会問題になるようになったのは1940年代に入ってからです。
もっと前、人々が作物を育てて自給自足をしていた時期に絞っても、わずか約1万年前。

約30万年の歴史のうち、我々ホモサピエンスは

  • マンモスやウサギなどの動物を追いかけて狩る
  • 食べられる植物、木の実を探すために歩き回る
  • ビタミン豊富なフルーツを得るために木登りをする
  • 川や海に飛び込んで魚や貝を取る

などの、狩猟採集をして過ごした時代が29万年あるということ。
原始人だった時代のほうが遥かに長いのです。

弓で獲物を狙う黒人男性の画像

ドーパミンの話と原始人の話を繋げると?

ドーパミンと行動の関係
ドーパミンの役割は、「それをすると気持ち良くなれるぞ!」と行動をを促すこと。
=行動した結果気持ち良くなれる。

原始人は木の実1個でお腹が膨れたでしょうか?
おそらく膨れなかったと思います。そこで分泌されるのは…?

そう、ドーパミンです。

ドーパミンが原始人にこう囁きます。

ドーパミン

もっと歩き回って、もっとたくさん木の実を見つけたら良い気分になれるぞ。お腹いっぱいになれるし、家族に持ち帰ってあげることもできるぞ。

木の実一個で満足するより、歩き回ったほうが気持ち良くなれる可能性が高いわけです。
原始人に選択肢はありません。ドーパミンの促すままに歩き回ることでしょう。

ここから、ドーパミンが行動を促し、行動した結果が快楽に繋がるという関係が見えてきます。

我々ホモサピエンスの脳はこの30万年進化していません。
どれほど高度な文明を持ち、スマホ一つで何でもできるようになっても、脳は原始人と同じです。

我々は現代においてもドーパミンに突き動かされ、その結果快楽を得ています。
それが木の実なのか、スマホなのかの違いでしかありません。

モチベーション→行動ではなく、行動→モチベーションの理由

ドーパミンを運動に利用する
目標:運動を習慣にして5キロ痩せたい
①5キロ痩せた自分を想像して、先に良い気分になる
②「運動すればこの快楽を味わえるぞ!」とドーパミンが出てくる
③ドーパミンに促されて運動する
④痩せるので楽しくなって続く=モチベ維持

さて、ここまでドーパミンと人間の関係についてお話してきました。
ドーパミンは行動を促す物質で、行動の先に快楽があるんでしたね。

モチベーションより行動が先に来る理由は、またしてもドーパミンです。
ドーパミンは、行動した結果快楽が得られる時のみ出るからです。

あなたが運動を習慣にして、今より5キロ痩せたいとします。
モチベーションが沸き起こるのを待っていては、1年経っても2年経っても痩せることはないでしょう。

そういうときはドーパミンの力を借りましょう。

ドーパミンに促されて運動すれば、痩せるという結果(=快楽)を得られます。
快楽を得る行動は続けたくなりますので、モチベーションが維持されて続けることができます。

これが行動→モチベーションの理由です。

黒板にACTIONの文字

最後に

  • ドーパミンは「快楽を感じるよう行動を起こさせる」物質
  • 行動することで快楽が得られる
  • モチベーション→行動ではなく、行動→モチベーション

少し部屋を片付けるつもりがガッツリ掃除してしまった…という経験は誰にでもあるかと思います。
勉強の本を読みますと、「まずは5分でもやれ」とか、「とりあえず机に向かえ」と書いてあるのをよく見ます。

これも行動→モチベーションの良い例です。

人は行動してからでないと、モチベーションややる気は湧きません。
30万年前からそういう風にできているからです。

これを知っているだけで、「やる気が出ないのはやらないからだ!」と気づくことができます。
気づいたらあとは行動するだけ…簡単でしょう?

皆さんの1日がより充実し、素敵な人生を送れることを祈っています。

あなたの隣に、おせっかいなやつら──秘密結社リトルダンサーより🌟

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