手品店長のニート脱出体験談

ブログ管理者紹介

HN:手品店長(てじなてんちょう) 30代前半男性。
18歳~22歳の間人生の暗黒期を過ごし、メンヘラニートとしてあらゆる〇傷行為、自〇未遂を行う。
3度のニート経験と4度の自〇未遂を経て生き延び、奇跡的に社会復帰に成功。
現在はその経験を活かし、かつての自分と同じ人を救うために活動している。
詳しくはプロフィール をご覧ください。

こんにちは、手品店長です。
私は現在サラリーマンをしていますが、今までに3度ニートになったことがあります。

1度目は20歳のころです。私が働かなければ家族が生活できない状況になり、急遽大学を辞めて就職しました。
激務と毒親と失恋が重なってメンタル崩壊。わずか4か月で退職し1度目のニート期間に入ります。

2度目は、最高の職場だと思っていたレンタルビデオショップが倒産したときです。
あまりのショックに半年ほど動くことができず、半年ほどニート期間に入ります。

3度目は、その次に就職したラブホテルです。ここもブラックで1年ほど勤めましたが、
また半年ほどのニート期間に入ります。この頃人生初の借金をします。(アイフル)

そして2015年、運命を決定づけるドラッグストアとの出会いを機に、私のニート生活は終わりを告げました。

目次

そもそもなぜニート脱出しようと思ったのか?

借金もあってニートに飽きたから。

私は何度ニートになってもそのたびに再就職しており、基本的に仕事は好きなタイプです。

ですから、自分が世の中で何の役にも立たない人間であることが耐えられませんでした。
その一方で、正社員で働くと会社は私に酷い事をするので、もう働きたくないという気持ちもありました。

それでも働かないと自我が保てません。ですから、とりあえずバイトをすることにしました。23歳のときです。

ニート脱出のためにやったこと

何はともあれ応募しなければいけません。とりあえず家のポストに入っていた郵便配達のアルバイト募集に応募します。
普通自動二輪免許は持っていましたので、「カブが運転できる」という条件はクリアしていました。

次に、

手品店長

こんなところにオープンしたばかりのドラッグストアがあるぞ…
ということは人手不足だし、小売業の経験もあるから受かるな…

という打算たっぷりに、ドラッグストアに応募しました。

さらに、

手品店長

ここのレンタルビデオショップは競合店だったけど、昔の話。むしろその経験が活きて採用されるだろ…

という打算たっぷりに、レンタルビデオショップにも応募しました。

結果、私は3か所とも採用連絡を貰います。

最終的に、「未経験で、屋根があって空調の効いた環境で働きたい」
という理由でドラッグストアを選択しました。

いざ初出勤

そして、いざドラッグストアでの初出勤です。緊張の一瞬ですが、私には勝算がありました。

学生時代にスーパーマーケットで5年ほどアルバイトしており、そのほかにも小売業の経験が豊富にあったため、
ある程度の商品知識と陳列、売場作りの知識があったからです。

まずは週3回、1日5時間の勤務で、私のドラッグストア生活がスタートしました。時給は800円でした。

正社員登用されるための決意と準備

さて、1ヶ月ほど働いて仕事にもなれてきました。

しかし、ニートではないと言ってもアルバイトです。
自由が利く代わりに給料は安く、生活の安定は程遠い。

借金も天井に張り付きつつあった私は、このドラッグストアで正社員になることを決意します。

そのためには資格が必要です。そう、「医薬品登録販売者」です。
この年の受験申込は終わっていたため、私は翌年の受験と一発合格を決意します。

その前に、今まで資格試験なんて一度も受けたことがなかったので、仕事に関係があって私でも取れそうな「2級販売士」を取る事にしました。こちらは受験が2ヶ月後に迫っており、慌てて勉強に取り掛かります。

この2級販売士試験に一発合格した私は、「私ってやればできるじゃん!!」と、強烈な自信と自己肯定感を得ます。

それから、翌年の登録販売者試験に向けての勉強を始めます。
試験までちょうど1年。1日30分の勉強で間に合う計算でしたが、私は違いました。

当時すでにお店の主力になっており、シフトも週5になっていました。そんな私の当時のスケジュールがこちらです。

私は自由時間のほぼ全てを勉強に充てました。もちろんアルバイトの休憩時間もひたすら過去問を解き続けました。
必ず1発で合格する。落ちたら辞めるという覚悟を持って、試験までの1年間この生活を続けました。

そして1年後、晴れて私は医薬品登録販売者の資格を取得し、研修中の登録販売者として勤務が始まります。
さらにその1年後、私は「1級販売士」の資格も取得します。勉強の鬼の完成です。

その後、新店オープンに参加するスタッフの募集がかかり、私はそれに手を挙げました。
アルバイトとして入ってから、ちょうど2年のことでした。

念願の正社員登用

新店にも慣れたころ、これまでの功績を認められて店長代理への昇格と、嘱託社員への雇用変更が行われました。
いわゆる契約社員でしたが、時給から月給になり、各段に生活の安定感が増しました。

常に上限に張り付いていた借金ですが、ようやく返済するスピードが上回り、元本が減り始めました。
それからさらに1年半ほど経て、正社員登用試験に合格、晴れて正社員登用になりました。

アルバイト期間2年、嘱託社員の期間2年を経て、念願の正社員の身分とボーナスを手に入れました。

しかしある日、私は悟ります。

手品店長

この会社はこれ以上良くならないし、私の役目は終わった

私の中で、あれほど良い会社だったのに何が変わってしまったのか?いまだに答えは出ていません。
ただ、明確に「音楽性の違い」で、アルバイトから数えて8年務めた会社を退職しました。

私は会社を退職する前、有給が50日残っていました。8年間の勤務で1度も使わず、毎年毎年消滅していた有給でした。
2ヶ月間の休暇を楽しみ、私は誰に挨拶をすることもなく会社を去りました。

一度死に物狂いになった経験があれば、転職は簡単

8年務めた会社を辞めた私は、現在全く異業種の違う仕事をしています。
この8年間で様々なスキルを得ました。資格はもちろんですが…

  • 人前で緊張せずに話す
  • 人にわかりやすく伝える
  • 人の話を深く聴く
  • 問題解決、悩み解決に向けた具体的なアドバイス
  • 相手に合わせて話し方を調節する
  • 人をよく見て、体調不良や見た目の変化に気づく
  • 簡単なエクセルやワードの書類作成
  • 業界紙や専門書、仕事のマニュアルを読んで説明する
  • わからないことは自分で調べたり人に聞いたりして、わからないままにしない
  • とりあえず自分でやってみる
  • 手を付けたことは最後までやり遂げる
  • 部下に仕事をやらせる
  • 数値目標を分解して作業単位に落とし込めるetc…

これらはどこの会社、どんな仕事であっても通用します。
この8年間があったからこそ、私はスムーズに異業種に転職し、1年目にも関わらず役職がつきました。

まとめ

最初に頑張っておけば、多少つまづいても安心。

私は32歳で転職しました。一般的には「そろそろ転職はキツイ」と言われる年齢です。

それでも、それまでの経験があったおかげで何とかなりました。
20代の多感な時期に勉強と仕事に費やしたおかげです。

今ニートの方には色々な事情があることでしょう。
一度も働いたことのない方もいらっしゃると思います。

それでも、働くことを諦めないでください。
社会復帰を諦めないでください。応募し続ければ必ず合格します。

私は底辺鬱借金まみれリスカOD大好きへビースモーカーニートから再出発して正社員になりました。

ドラッグストアなら、資格さえとればいくらでも正社員になれます。

やりたいやりたくないは関係ありません。やらなければ生きていけないからやるのです。

私がこの体験記で一番伝えたいことです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が一人でも多くの方の役に立つことを祈っています。

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